日本合成化学工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-6年連続最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、日本合成化学工業株式会社(本社:大阪市北区、取締役社長:小笠原憲一、以下「日本合成化学工業」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 日本合成化学工業は、昭和2年に日本初の合成酢酸メーカーとして設立され、合成酢酸の誘導品であるポリビニルアルコール(PVOH)や食品包装などに使われるエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂において、世界有数のシェアを有する三菱化学グループの素材メーカーです。近年では、液晶ディスプレイの偏光板用PVOHフィルムをはじめとする情報電子材料など、今後の成長が期待される分野で積極的な展開を図っています。

 今回の評価では、(1)環境性能と材料としての機能特性を両立した樹脂製品を提供することにより、社会全体での環境負荷の低減に貢献している点、(2)直近期において中長期目標に掲げていた廃棄物のゼロエミッションを達成した点、(3)今年度より新たに自らの本業と生物多様性との関係性をアセスメントによって整理したうえで、事業活動が生態系に与える環境負荷に係る対策を進めた点、などを高く評価しました。
 その結果、日本合成化学工業は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を6年連続で取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455
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