千葉県柏市の地域活性化総合特区計画に基づく融資を実施-「地域活性化総合特区支援利子補給金」第1号案件-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菰田正信、以下「三井不動産」という。)に対し、千葉県柏市の地域活性化総合特区計画に基づく総合特区支援利子補給金制度を活用した融資を実施しました。

 「総合特区」とは、政府の掲げる新成長戦略に基づき創設された制度であり、国際競争力の強化・地域の活性化に向けて、国による指定を受けた地域に対し規制の特例措置を中心に税制・財政・金融上の支援措置等を複合的に実施するものです。また、総合特区支援利子補給金制度とは、上記金融上の支援措置であり、当該指定地域における事業の実施者に対し、国が指定した金融機関を通じて利子補給金を支給するものです。これにより事業者は低利での資金調達が可能となり、地域活性化に資する事業の円滑な実施に繋がることが期待されます。

 本件は、千葉県柏市と三井不動産等が共同で進めている「柏の葉キャンパス『公民学連携による自律した都市経営』特区」(注1・注2)に掲げる、柏の葉キャンパス駅前におけるエネルギー効率活用と低炭素化を実現する地域エネルギー一元管理システム(AEMS:Area Energy Management System)の整備及びそれらを実装する複合用途建物の建設を対象とし、融資を実施するものです。
 なお、本件は、「地域活性化総合特区支援利子補給金」適用となる全国初の事例となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域活性化の推進に資する事業を積極的に支援してまいります。

(注1)千葉県柏市、三井不動産株式会社、スマートシティ企画株式会社、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)、TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が共同で提案申請を行った「柏の葉キャンパス『公民学連携による自律した都市経営』特区」が、「地域活性化総合特区」として国から指定され、柏の葉キャンパスを中心とする柏市全域が対象地域となっています。

(注2)三井不動産株式会社は、地域エネルギーマネジメントの構築とCO2削減を目指した各地のスマートシティプロジェクトへの参加等を通じて蓄積した最先端の環境技術を活用し、同計画に当初から参画しています。

 【お問い合わせ先】
 都市開発部 電話番号03-3244-1710
 地域企画部 公共RMグループ 電話番号03-3244-1750
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