神奈川中央交通(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-2年連続で「DBJ環境格付」を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、神奈川中央交通株式会社(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長:三澤憲一、以下「当社」という。)に対し、2年連続で「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。
 なお、当スクリーニングシステムは、外部有識者のアドバイスを得ながら、毎年度評価項目の見直しを行い、順次高度化を図っています。

 当社は、大正10年に設立され、神奈川県を主な営業区域としており、日本最大の規模を誇る数少ない上場バス会社の1社です。当社は、日本で初めてステップリフト付きバスを導入するなど、長年にわたり利用者に配慮した設備投資を行っております。今回の融資においても、低公害型のバス車両導入を資金使途としており、当社はバス事業者として環境に配慮した取り組みを強化し、引き続き地域の重要な交通インフラとして役割を担っていく方針です。

 今回の評価においては、(1)セイフティレコーダを全車両に導入している他、アイドリングストップ車両導入率が95%を超える等、ドライバーのエコドライブを推進している点、さらにマイカーから公共交通機関への利用転換を促進するため、(2)環境定期券やカーボンオフセット付きバス通勤定期券「グリーンエコパス」を業界に先駆けて導入している点、(3)サイクル&バスライドエリアを拡大し、自転車収容台数を増加させている点を、利便性の向上を通じて、利用者に環境配慮行動を促す取り組みとして高く評価しました。
 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが先進的」という格付を2年連続で取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営構築に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 都市開発部 電話番号03-3244-1710
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