住友商事(株)のインドネシア二輪自動車販売金融会社に対し、オフショア・ローン75億円を組成

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、アイエヌジーバンク エヌ・ヴィ東京支店(本社:東京都千代田区、在日代表マネージングディレクター:森下洋司、以下「ING」という。)とともに、このたび住友商事株式会社子会社のPT SUMMIT OTO FINANCE(本社:インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州、代表取締役社長:Djohan Marzuki、以下「SOF」という。)に対して、オフショア・ローン75億円を組成いたしました。

 SOFは、平成15年よりインドネシア共和国において二輪自動車販売金融事業を行っており、業界トップクラスの事業規模を有しています。昨年のインドネシア全体の二輪自動車販売台数は800万台を超えており、世界第4位の人口と個人所得増加により、今後も二輪自動車市場及び販売金融事業は、更なる成長が見込まれています。
 また、同国では、日系二輪自動車メーカーが非常に高い販売シェアを有するとともに、二輪自動車購入に際してのローン利用率が高く、日系の商社等も二輪自動車販売金融事業に積極的に進出しています。

 インドネシア国内金融市場の脆弱性から、販売金融事業者が増加する顧客の資金ニーズに応える為には、オフショア(国外)市場からの資金調達が不可欠となっています。オフショア市場からSOFに対して融資を行うことにより、SOFの事業拡大を支援するとともに、同国二輪自動車市場全体の成長促進を図ることを狙いとしています。
 なお、同融資には日本貿易保険(NEXI)による海外事業資金貸付保険を付与し、インドネシアのカントリーリスクを一定限ヘッジするスキームとしています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、アジア・太平洋地域の成長につながるお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第3部 電話番号03-3244-1990
DBJ News一覧へ戻る