宇部興産(株)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施-世界に通じる競争力強化を金融面から支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、宇部興産株式会社(本社:山口県宇部市、代表取締役社長:竹下道夫、以下「宇部興産」という。)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施しました。

 「DBJスマートジャパンプログラム」は、震災からの復旧・復興、円高、欧州金融危機、海外を含めたサプライチェーンの途絶など、外部環境の変化を踏まえた日本経済のサスティナビリティ確保を目的に、(1)世界に通じる競争力強化、(2)まちづくり、(3)環境・エネルギーの3分野について金融サポートを行うDBJ独自の融資制度です。

 宇部興産は、50年以上にわたる製造実績を背景に強固な事業基盤を築いているナイロン原料のカプロラクタムをはじめ、リチウムイオン二次電池材料、航空宇宙材料、医薬といった広範な分野において独自の技術力を確立している総合化学企業です。特に、電気自動車向けの需要の拡大が見込まれる電解液においては、品質・生産能力ともに世界トップクラスの実力を有しております。

 今般、宇部興産は、リチウムイオン二次電池材料について、従来の宇部ケミカル工場(山口県宇部市)に加え、堺工場(大阪府堺市)においても新たに生産を開始することで、ハイブリッド車等の車載用途等の需要増大に対応するとともに、供給者責任を果たすべくリスク分散を図ることを企図しております。
 本件は、これらの世界に通じる製品群の競争力強化を目指す宇部興産を、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資によって支援するものです。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、東日本大震災からの復旧・復興やわが国の成長に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 企業金融第1部 電話番号03-3244-1680
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