「DBJスマートジャパンプログラム」は、震災からの復旧・復興、円高、欧州金融危機、海外を含めたサプライチェーンの途絶など、外部環境の変化を踏まえた日本経済のサスティナビリティ確保を目的に、(1)世界に通じる競争力強化、(2)まちづくり、(3)環境・エネルギーの3分野について金融サポートを行うDBJ独自の融資制度です。
当社は、昭和35年設立の金属加工会社で、HIP加工(注1)をはじめとした高い技術力により機械、自動車、航空機等幅広い分野でその強みを発揮しています。今般、当社は、米国航空機エンジン製造大手プラット・アンド・ホイットニー社（以下「PW社」という。）製のJT8Dエンジンの国内指定修理拠点として、PW社とDSP (指定サービス プロバイダー) 契約を締結しました。
航空機産業は今後大きな成長が期待される分野であり、中でもMROビジネス(注2)は厳しい安全基準を満たすために高い技術力を必要とするなど新規の参入は困難とされています。DBJは、旧日本開発銀行時代から、約30年間にわたり日本の航空機産業を支援してまいりました。
本件は、その中で蓄積した知見とネットワークを背景に当社の事業展開に対して助言を行うとともに、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資によって当社の航空機エンジンリペア事業への取り組みを支援するものです。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます～」に基づき、お客様の成長戦略を積極的に支援してまいります。
(注1)「HIP加工」：「Hot Isostatic Pressing加工」の略。ガスを媒体として高温高圧下で行う特殊な金属処理法のこと。
(注2)「MROビジネス」：「Maintenance Repair Overhaul」ビジネスの略。エンジン
整備等に関するビジネスのこと。
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企業金融第1部 電話番号03-3244-1680