大内新興化学工業(株)に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施－世界に通じる競争力強化を金融面から支援－

　株式会社日本政策投資銀行（代表取締役社長：橋本徹、以下「DBJ」という。）は、大内新興化学工業株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：大内茂正、以下「大内新興化学工業」という。）に対し、「DBJスマートジャパンプログラム」に基づく融資を実施しました。

　「DBJスマートジャパンプログラム」は、震災からの復旧・復興、円高、欧州金融危機、海外を含めたサプライチェーンの断絶など、外部環境の変化を踏まえた日本経済のサスティナビリティ確保を目的に、(1)世界に通じる競争力強化、(2)まちづくり、(3)環境・エネルギーの3分野について金融サポートを行うDBJ独自の融資制度です。

　大内新興化学工業は、昭和6年に有機ゴム薬品の初の国産化に成功して以来、有機ゴム薬品のパイオニア企業として、国内トップメーカーの地位を築いている化学メーカーです。また、80年の長きにわたり有機イオウ化合物に関する分野で培った技術力をベースに、果樹用抗菌剤、医薬品原薬、環境薬剤等の幅広い分野に事業展開しております。

　大内新興化学工業の主力製品である有機ゴム薬品は、福島県の二工場と中国合弁三工場で製造されており、ゴムへの弾性付与や劣化の防止、また振動吸収性をコントロールする添加剤として、タイヤや自動車用防振ゴム等、幅広い用途のゴム部品・部材に使用され、その卓越した機能と高い品質で高評価を得ております。

　本件は、有機ゴム薬品分野における大内新興化学工業の高い技術力を評価し、｢DBJスマートジャパンプログラム｣に基づく融資によって大内新興化学工業の事業展開を支援するものです。

　DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます～」に基づき、東日本大震災からの復旧・復興やわが国の成長に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

　【お問い合わせ先】
　東北支店　企画調査課　電話番号022-227-8182