神奈川中央交通(株)に対し、「DBJ環境格付」・「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-バス事業者初の環境格付・BCM格付同時取得、および3年連続で環境格付取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、神奈川中央交通株式会社(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長:三澤憲一、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」および「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」「DBJ BCM格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度や防災および事業継続への取り組みを評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、大正10年に設立され、神奈川県を主な営業区域としており、日本最大の規模を誇る数少ない上場バス会社の1社です。

 今回の格付では、以下の点を特に評価しました。

【DBJ環境格付】
  (1)セイフティレコーダと併せてドライブレコーダを導入することにより、平均燃費を改善し、利便性の改善を通じた環境への配慮に取り組んでいる点。
  (2)乗車方法を中乗り方式に変更し、車いす利用者の利便性を向上させる等、バリアフリー対応車両の導入とバスターミナルのバリアフリー化を進めている点。
  (3)営業所に太陽光発電パネルを設置し、再生可能エネルギーの利用を促進している点。
【DBJ BCM格付】
  (1)有事の確実な情報連絡通信の確保を目的とした衛星電話を全拠点に配備している点。
  (2)重要営業所の耐震化対策など優先順位付けされたハード面での長期的な事業継続対策を実施している点。
  (3)緊急地震速報の高度利用策を策定し、演習を実施している点。
  (4)第3者意見を踏まえた自社のリスク・アセスメントを実施している点。

 以上、環境・防災および事業継続対策の両面における当社の先進的かつ高度な取り組みについて高く評価した結果、当社は、「環境への配慮に対する取り組みが十分」であることに加え、「防災および事業継続対策への取り組みが優れている」という格付も取得することになりました。なお、「DBJ環境格付」については、3年連続での格付取得となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営や有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 都市開発部 電話番号03-3244-1710

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