(株)札幌都市開発公社に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-北海道初のBCM格付取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社札幌都市開発公社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:小澤敏美、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、昭和46年に開業した北日本最大の地下街「さっぽろ地下街(オーロラタウン・ポールタウン)」を運営する会社であり、同地下街における1日の利用者は15万人以上を数え、雪国になくてはならない地下都市空間として多くの市民や観光客に親しまれています。

 本件は、施設利用者の安全を見据えた地下街全体の防災体制を構築し、地域防災に貢献する当社に対し、北海道地域で初めての「DBJ BCM格付」融資を実施することにより、当社の取り組みを支援するものです。

 今回の評価では、(1)地下街における円滑な防火防災管理業務を実現すべく店舗とも連携した総合防災訓練等により地下街運営に携わるスタッフ全体の防災力向上に努めている点、(2)施設利用者の生命安全を守るため、緊急地震速報を導入し、予測震度に応じた対応手順に基づいて定期的に訓練を実施している点、(3)耐震診断結果やハザードマップを踏まえ、オーロラタウンの耐震補強工事や止水板の設置等、自然災害リスクに対応したハード面の強化を進めている点、等を高く評価しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 北海道支店 企画調査課 電話番号011-241-4117
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