(株)マリタイムイノベーションジャパンに対する出資を決定-「競争力強化ファンド」を通じた取り組み-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、企業の皆様が保持する潜在能力を、新たな事業フロンティアの開拓や戦略的連携・オープン・イノベーションの推進等を通じて事業化し、成長に繋げる取り組みを後押しすべく、メザニンローンや優先株等のリスクマネーの供給を行っていく「競争力強化ファンド」を設立し、運用を開始しております。

 今般、DBJは、株式会社マリタイムイノベーションジャパン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:信原眞人、以下「MIJAC」という。)に対し、競争力強化ファンドを通じた出資を行うことを決定しました。

 MIJACは、平成25年4月1日に、造船会社4社(株式会社大島造船所、株式会社新来島どっく、常石造船株式会社、サノヤス造船株式会社)、日本郵船株式会社および一般財団法人日本海事協会の出資により設立され、日本の造船、海運、海洋関連の技術をレベルアップし、日本の技術として世界に向かって発信し続けるというビジョンのもと、船舶の設計および建造技術、船舶の運航技術、船舶から排出されるCO2や有害物質の削減技術、海洋エネルギーの利用技術などに関する研究開発を行っていくこととしています。

 DBJは、わが国の造船会社の国際競争力強化に必要となる新たな価値の創造とその事業化のために、複数の造船会社・海運事業者等の戦略的連携による技術力・ノウハウ等の結集を図るMIJACの取り組みを支援すべく、「競争力強化ファンド」を活用し、MIJACへリスクマネーの供給を行うこととしました。

 DBJは、今後とも「競争力強化ファンド」を通じたリスクマネー供給に加え、企業の皆様のご要望に応じて、企業間の戦略的連携(異業種間連携を含む)等のためのアドバイザリー機能のご提供、別途開設した「大手町イノベーション・ハブ(iHub)」の活用等も行い、オープン・イノベーションの推進もサポートしてまいります。


【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455
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