ヒューリック(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-不動産事業者初の最高ランク格付取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、ヒューリック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:西浦三郎、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、主に東京23区を中心にオフィスビルや賃貸マンションの開発・建替・運用を実施する不動産事業者であり、安全性・環境性・利便性に優れた建物を提供し、新たな付加価値の創造に取り組んでいます。

 今回の評価では、以下の点を評価しました。
 (1)当社が手掛ける新築オフィスビルについては、免震・制震構造等、高い耐震基準値を確保することをKPI (Key Performance Indicators:重要業績評価指標)とし、対外的に公表していることに加え、既存オフィスビルについても新耐震基準を上回る耐震補強工事を実施し安全性確保を図っている点
 (2)当社本社ビルにおいて、免震構造の採用、6日間連続稼働可能な自家発電機の導入、7日間分以上の食料および飲料の確保、非常用無線配備による通信手段確保等、有事に際して基盤となる本社機能の事業継続力を強化する施策を積極的に進めている点
 (3)定期的なBCP訓練によって、事業継続体制についてPDCAサイクルを運用しているとともに、設計会社・施工会社・管理会社等の外部組織と横断的な協力体制を構築している点

 以上の結果、当社は、「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を不動産事業者として初めて取得することになりました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 都市開発部 電話番号03-3244-1710

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