太平洋工業(株)に対し、復興特区支援利子補給金制度に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、太平洋工業株式会社(本社:岐阜県大垣市、代表取締役社長:小川信也、以下「当社」という。)に対し、東海地域に本社を置く企業としては初めて、復興特区支援利子補給金制度に基づく融資を行いました。

 「復興特区支援利子補給金」とは、東日本大震災の被災地の復興に向けて、地方公共団体が作成し国の認定を受けた復興推進計画の推進の中核となる事業に必要な融資に対して、国が利子補給金を支給することにより、事業の円滑な実施を支援するものです。

 当社は、昭和5年に設立された、プレス・樹脂製品やバルブ製品を製造する自動車部品メーカーであり、タイヤバルブ・バルブコアでは世界シェア約25%、国内シェア約100%と高いシェアを誇ります。また、プレス・樹脂製品でも、グローバルに生産・販売体制を構築しており、国内では中部、九州地区に続く第三の拠点として、東北地区での事業拡充を進めています。

 本件は、宮城県栗原市が作成した復興推進計画(平成25年11月5日認定、認定番号:宮城第32号)に基づき、当社の栗原工場増強工事を対象に融資を行うものです。栗原工場でプレス・溶接・表面処理の一貫生産体制の構築を図ることで、プレス製品の国内3極体制を強化するとともに、栗原市および沿岸部を含む地域における復興の円滑かつ迅速な推進や、雇用機会の創出等による地域経済の活力再生に寄与することが期待されます。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、復興特区支援利子補給金を活用した融資等を通じて、被災地の復興を支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 東海支店 業務課 電話番号052-231-7562
DBJ News一覧へ戻る