東日本大震災復興ファンドによる(株)大川荘への融資実施について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)と株式会社東邦銀行(取締役頭取:北村清士、以下「東邦銀行」という。)が共同で出資する東日本大震災復興ファンド「ふくしま応援ファンド投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、株式会社大川荘(本社:福島県会津若松市、代表取締役社長:渡邉忠栄、以下「当社」という。)への融資を実施しました。

 当ファンドは、地域事情に精通するとともに被災地域に広範なネットワークを有する東邦銀行と投融資一体型の金融サービスを提供するDBJの連携のもと、東日本大震災の被災企業に対する復興資金の供与を通じ、被災地域の早期復興支援を図るため平成23年8月に設立されました。

 当社は、福島県内の代表的な温泉地である芦ノ牧温泉において政府登録国際観光旅館「大川荘」を運営しています。観光地に近い良好なロケーションにあり、大自然に囲まれた露天風呂「四季舞台たなだ」や渓流沿いに立地してゆるやかな時間の流れを味わえる客室などが高く評価されています。
 東日本大震災や原発事故の影響による風評被害等により一般宿泊客の減少を余儀なくされましたが、平成25年7月に季節毎の旬の郷土料理を提供するビュッフェ&レストラン「会津馳走床(あいづちそうどこ)かわもの厨(くり)」のリニューアルオープンを果たすなど、震災後も旅館としての魅力向上に努めております。

 本件は、福島県の主要産業である観光業への融資を通じて当該地域の復興を支援するものであり、震災復興支援を目的とする当ファンドの取り組み趣旨に合致するものとして実施されたものです。

 DBJと東邦銀行は、引き続き、当ファンドによる被災企業への投融資等を通じ、被災地域の復興を支援してまいります。

〔ファンドの概要〕
 (1)名称ふくしま応援ファンド投資事業有限責任組合
 (2)規模50億円(当初)
 (3)設立平成23年8月3日
 (4)出資無限責任組合員(GP):(株)東北復興パートナーズ
有限責任組合員(LP):DBJ、東邦銀行
 (5)期間投資期間3年、存続期間10年(但し、必要があれば、投資期間で2年以内、
存続期間で5年以内の延長を行うこともあります。)

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【お問い合わせ先】
 東北支店 企画調査課 電話番号022-227-8182

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