(株)東京都民銀行および(株)リサ・パートナーズとの協働による首都圏中堅・中小企業の活性化支援ファンドの組成について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社東京都民銀行(頭取:柿﨑昭裕、以下「都民銀」という。)および株式会社リサ・パートナーズ(代表取締役社長:田中敏明、以下「リサ」という。)と協働して、首都圏経済の活性化に資する中堅・中小企業を対象に、事業基盤の改善・強化から拡大・成長等までを一貫して支援するため、新たな資金供給を行う「とうきょう活性化基金投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)を平成26年9月9日付で組成します。また、それに先立ち、当ファンドの運営を担う株式会社とうきょう活性化ソリューションズを設立しました。

 中堅・中小企業の集積が厚い首都圏には、今後の成長に向かう確かな事業性を有しながら、財務面や資金面の制約等が要因となり、事業再構築や成長を底支えしたり、さらなる成長を実現したりするための投資等に必要となる新たな資金調達に課題を有する企業が多数存在します。当ファンドは、今後の成長に向かう確かな事業性を有するあらゆるステージにある首都圏の中堅・中小企業に対し、事業基盤の改善・強化や一層の拡大・成長を支援するため、ABLや劣後ローン等多様な金融サービスを組み合わせ、段階的・複合的に資金の供給を行う新しい枠組みのファンドとなります。

 わが国経済は、緩やかに回復しつつありますが、今後はその効果を地域経済や中堅・中小企業に広めていくことが求められています。これを受けDBJでは、これまで培ったABLやメザニンファイナンス等の知見について、地域金融機関との共有を図り、幅広い地域にリスクマネーや成長資金の供給を展開すべく、今まで以上にソリューション提供を行うこととしています。当ファンドは、DBJ、首都圏に強固な顧客基盤を有する都民銀およびDBJ同様に地域金融機関と豊富なネットワークを有し、ソリューション提供を行ってきたリサの3者が協働し、それぞれのネットワークや知見を集中して、首都圏の中堅・中小企業の成長に向けた取り組みを幅広く支援するもので、首都圏経済の活性化に対し、幅広い貢献ができるものと考えています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、こうした地域企業の活性化支援にかかる取り組みの幅広い展開を含め、地域金融の一層の高度化および地域経済の活性化を積極的に支援してまいります。


〔当ファンドの概要(予定)〕
名称
とうきょう活性化基金投資事業有限責任組合
組成日
平成26年9月9日
所在地
東京都港区
ファンド総額
3,000百万円
無限責任組合員
株式会社とうきょう活性化ソリューションズ
有限責任組合員
株式会社東京都民銀行
株式会社日本政策投資銀行
株式会社リサ・パートナーズ

〔運営会社の概要(予定)〕

名称
株式会社とうきょう活性化ソリューションズ
所在地
東京都港区
株主
株式会社東京都民銀行
株式会社日本政策投資銀行
株式会社リサ・パートナーズ
代表取締役
長廣伸幸(株式会社リサ・パートナーズ取締役)


〔当ファンドのスキーム図〕

当ファンドのスキーム図

【お問い合わせ先】
 企業ファイナンス部 電話番号03-3244-1351

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