参天製薬(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、参天製薬株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:黒川明、以下「参天製薬」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 参天製薬は、医療用眼科薬の国内トップメーカーです。社名の由来である「天機に参与する(自然の神秘を解明して人々の健康の増進に貢献する)」という基本理念に基づき、眼科を中心とする特定の専門分野に特化した事業活動を通じて、優れた製品・サービスを提供することにより、世界の「患者さん」のQOL(Quality Of Life)向上への貢献を目指しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
 (1)自社の企業理念にISO26000の考え方を照らし合わせ、企業活動の中で重視すべき社会的課題を「CSR推進中核領域」として特定した上で、社内外のステークホルダーとの対話を進めながら、各領域で具体的に取り組むべき事項を検討している点
 (2)製品の品質について法令などの要求水準を超える独自の規格や基準を設定するとともに、品質管理に大きな影響を与える水資源への対策を重要な環境活動のテーマに定め、森林保護活動による水系保全を積極的に実施している点
 (3)厳格な工程管理により不良品率の低下を実現するなど、廃棄物の削減を進めてきたことに加え、廃棄物の最終処分率について業界水準を上回る数値目標を設定し、3R活動のさらなる推進にコミットしている点

 その結果、参天製薬は、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455

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