中国木材(株)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、中国木材株式会社(本社:広島県呉市、代表取締役:堀川保幸、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みです。本件融資の対象工事地点である宮崎県においては、「南九州「食、健康、環境・エネルギー」先進地域化プロジェクト」をテーマに、情報面・資金面でのサポートに取り組んでいます。

 当社は、米松材や国産材の製材・加工を行う国内最大規模の木材メーカーです。「多品種即納欠品無し」をキーワードに、業界最大規模の乾燥設備や物流ネットワークを活かした高品質な乾燥木材の安定供給を通じて、わが国の住宅づくりを支えています。

 本件融資は、当社の宮崎県日向市における製材・加工工場および木質バイオマス発電・太陽光発電施設の新設工事を対象としています。当社は、当事業を通じて、九州の山林資源の利用促進、次世代エネルギーとしての活用による環境負荷の低減に加え、「原木集荷から製材加工まで」を1カ所で行うことにより、林業の6次産業化(注)を通じた地域活性化を目指しています。

 本件は、当社のこうした取り組みが、地域単位での環境負荷を低減し、地域産業の成長に資する先進的な事例として評価したうえで、「地域元気プログラム」の対象に認定し、融資を実施したものです。なお、当社に対する「地域元気プログラム」に基づく融資は、昨年度に続き2回目となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資する事業を積極的に支援してまいります。

(注)「農山漁村の6次産業化」:農林水産省が推進している概念で、雇用と所得を確保し、若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため、農林漁業生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進すること。

【お問い合わせ先】
 中国支店 電話番号082-247-4937
DBJ News一覧へ戻る