(株)マイヤに対し、「復興特区支援利子補給金制度」、「DBJ BCM格付」および「地域元気プログラム」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、株式会社マイヤ(本社:岩手県大船渡市、代表取締役社長:米谷春夫、以下「当社」という。)に対し、「復興特区支援利子補給金制度」、「DBJ BCM格付」および「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「復興特区支援利子補給金制度」とは、東日本大震災の被災地の復興に向けて、地方公共団体が作成し国の認定を受けた復興推進計画の推進の中核となる事業に必要な融資に対して、国が利子補給金を支給することにより、事業の円滑な実施を支援する制度です。「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。また、「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みで、東北支店では「新しい東北の産業創成」というテーマに合致する生産・販売・経営面の先進的・創造的な取り組みを、情報面・資金面からサポートしています。

 当社は、岩手県沿岸南部を中心に15店舗を展開しているスーパーマーケットです。東日本大震災による津波によって6店舗が全壊したものの、早期の仮設店舗立ち上げによって被災地のライフライン確保の役割を担い、地元のお客様から多くの評価を得ています。

 本件融資は、津波により壊滅的な被害を受けた陸前高田市において、震災直後の仮設店舗から本設店舗建替となる「マイヤ竹駒店」新設資金を対象としています。本事業は、飲食料品小売業の整備によって地域経済の発展や雇用創出に資するとして復興特区の認定を受け、今回の融資実施となりました。

 また、DBJは、当社を東北支店の「地域元気プログラム」の対象として認定するとともに、「DBJ BCM格付」において以下の点を高く評価しました。

(1)お客様の生命安全確保のために、従業員による安全誘導、津波避難訓練を継続的に実施している点
(2)有事における物流機能の維持や調達確保のために、お取引先様とのBCPに関する情報共有や有事協定の契約締結を行い、災害に強いサプライチェーンの構築に向けた取り組みを能動的に行っている点
(3)被災地域における食のライフライン確保と復興に寄与するべく、経営者のリーダーシップのもと、仮設店舗・店舗建替等での早期営業再開や新規店舗の出店を実現している点

 なお、岩手県における「DBJ BCM格付」取得は今回が初めての事例となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 東北支店 企画調査課 電話番号022-227-8182

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