りんかい日産建設(株)に対し、シンジケート・ローンを組成-会社更生手続の早期終結を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、りんかい日産建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山口竹彦、以下「当社」という。)に対し、6年間の会社更生手続中の資金支援を終えるとともに、新たに会社更生手続終結後の成長資金として株式会社三菱東京UFJ銀行(頭取:平野信行、以下「BTMU」という。)と共同で総額60億円のシンジケート・ローンを組成しました。

 土木・建築工事を手がける当社は、得意とする海上土木において日本の港湾の発展に長年貢献した実績と、優れた技術力を有していたものの、市況悪化とノンコア事業の不振により、平成20年8月に会社更生手続の申立を行いました。DBJは、会社更生手続下の当社が更生計画を作成する段階から当社に資金支援(DIPファイナンス)を行い、その後6年間、更生計画の遂行期間中の資金支援を実施してまいりました。

 この度、当社は、順調に事業再生を進め、収益が安定しつつある状況を受けて、新スポンサーのアスパラントグループ株式会社および大和PIパートナーズ株式会社を迎え、会社更生手続を4年前倒しして終結することを計画しています。今後、東京地方裁判所より更生手続の終結決定を受ける見込みです。本件は、当社の手続終結後の成長資金を提供すべく、BTMUと共同で地域金融機関等が参加するシンジケート・ローンを組成したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、お客様の事業再生段階からその後の成長段階まで積極的に支援してまいります。


<シンジケート・ローンの概要>
アレンジャー
BTMU、DBJ
貸付人
BTMU、DBJ、株式会社福岡銀行、株式会社東京スター銀行、
株式会社東京都民銀行、株式会社七十七銀行
組成金額
60億円


【お問い合わせ先】
 企業ファイナンス部 電話番号03-3244-1351

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