近鉄グループホールディングス(株)に対し、「DBJ環境格付」「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を3年連続同時取得-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、近鉄グループホールディングス株式会社(本社:大阪市天王寺区、取締役社長:吉田昌功、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」および「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」および「DBJ BCM格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度や防災・事業継続への取り組みを評点化、優れた企業を選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、公益性の高い鉄道事業の担い手であることから、本業を通じた環境経営と旅客サービスの安全対策・事業継続活動とを不可分一体のものとして実践しています。

 今回の格付では、以下の点を評価しました。

【DBJ環境格付】
 (1)当社環境目標を設定するにあたり、グループ各社における個別の環境目標やその環境負荷データを集計把握するとともに、そのカバレッジを毎年着実に拡大することで、グループへのEMS展開を推進している点
 (2)主要な取引会社に対してCSRの取り組み状況に関するアンケート調査を実施し、CSRに配慮したサプライチェーン構築に取り組むための状況把握に努めている点
【DBJ BCM格付】
 (1)事業継続の基盤となる各種ハードに係るボトルネックの解消を中長期的な視野で着実に実施していることに加え、二次取引先を含めた個別調査を通じ、サプライチェーンにおける事業中断リスクの特定を進めている点
 (2)階層別訓練や全役職員を対象としたシナリオ非開示型の異例事態対応訓練を実践し、継続的にBCPの実行性向上を図っている点

 その結果、当社は、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」であるという格付に加え、「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という格付も取得しました。なお、「DBJ環境格付」および「DBJ BCM格付」の最高ランク3年連続同時取得は、初めての事例となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営や有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 関西支店 企画調査課 電話番号06-4706-6455

DBJ News一覧へ戻る