(株)じもとホールディングスグループとの協働による地域創生支援ファンドの組成について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、株式会社じもとホールディングスグループの一員である株式会社きらやか銀行(本社:山形市、代表取締役頭取:粟野学)および株式会社仙台銀行(本社:仙台市、代表取締役頭取:鈴木隆)と協働して、山形・宮城両県およびその近隣の広域エリアにおける地域創生に資する企業を対象に、事業の成長や円滑な事業承継など多様なニーズに応えるため、「じもと創生本業支援ファンド投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)の組成を決定しました。

 山形・宮城両県における経済面の交流がますます深まる一方で、両県の企業は、他の地域同様に人口減少・高齢化に伴う市場縮小や後継者不足などのさまざまな課題に直面しています。
 当ファンドは、両県に顧客基盤を有するきらやか銀行および仙台銀行とDBJが協働し、優先株や劣後ローンなど多様な金融サービスの提供や、それぞれのネットワークや知見を活かしながら、両県およびその近隣の広域エリアにおける中堅・中小企業のさらなる成長や事業承継などに向けた取り組みを支援するものです。地域金融機関と協働し、地域の中堅・中小企業に対して中長期のリスクマネーを供給することにより、地域経済の活性化を促進し地域創生に対し幅広い貢献ができるものと考えています。

 DBJは、政府からの出資措置を受け、地域経済の活性化やわが国企業の競争力強化の観点から、時限的かつ集中的に成長資金市場の創造・発展を促進すべく、平成27年6月から「特定投資業務」を開始しています。また、特定投資業務をサポートし、成長資金市場の創造・発展をより一層加速するため、自主的取り組みとして「成長協創ファシリティ」を創設しています。
 本件は、成長協創ファシリティの対象案件として出資を実施する予定であり、DBJは、地域金融機関と連携し、地域創生を積極的に支援してまいります。

(参照)
 http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2015/html/0000021876.html

【お問い合わせ先】
 東北支店 業務第二課 電話番号022-227-8181


〔ファンドの概要(予定)〕
 じもと創生本業支援ファンド投資事業有限責任組合
  (1) ファンド総額10億円
  (2) 組成時期平成27年10月
  (3) 出資者無限責任組合員(GP):HSK&Dパートナーズ株式会社
有限責任組合員(LP):DBJ
          株式会社きらやか銀行
          株式会社仙台銀行
  (4) 期間投融資期間3年、存続期間8年(但し、必要に応じて延長を行うこともあります)


〔運営会社の概要(予定)〕
 HSK&Dパートナーズ株式会社

  (1) 資本金2百万円
  (2) 株主HSKコンサルティング株式会社(税理士法人 平成会計社のグループ会社)
DBJ
  (3) 本社所在地東京都中央区



〔当ファンドのスキーム図〕

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