宮崎空港ビル(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、宮崎空港ビル株式会社(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役社長:長濵保廣、以下「宮崎空港ビル」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより防災および事業継続への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 宮崎空港ビルは、「宮崎ブーゲンビリア空港」のターミナルビルの管理・運営を担う事業者です。南海トラフ沖地震に伴う津波に備え、空港利用者のみならず周辺の地域住民の安全も見据えた防災体制の構築を通して地域防災の強化に貢献しています。

 今回の評価では、以下の点などを高く評価しました。

(1)民間事業者第1号となる「津波時における一時避難施設としての使用に関する協定書」を宮崎市と締結し、津波避難ガイドブックの策定・配布、住民参加型の津波避難訓練の定期的な実施、避難収容者向け備蓄の確保などを通じ、地域の防災に貢献している点
(2)ビルの耐震性確保など施設面の強靱化を図るとともに、非常用発電機の設置や受電設備の高層階への移設により、電力の冗長性を確保している点
(3)定期的な津波避難、ハイジャック対応、航空機事故対応の共同訓練などを通じ、宮崎空港の管理・運営を担う大阪航空局宮崎空港事務所をはじめ、空港関係機関との有事の迅速な連携体制の整備に努めている点

 なお、本件は、当社にとって2度目の「DBJ BCM格付」取得となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 南九州支店 電話番号099-226-2666

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