阪神化成工業 (株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施-医薬品容器の安定供給に資する取り組みを評価-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、阪神化成工業株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:高田順一、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、医療・医薬品用樹脂容器受託メーカーです。グループ品質方針に「医療用容器、資材を製造提供する企業としての責任を自覚し、お客様から信頼される仕事を行う」を掲げ、顧客ニーズに応じた多様な医薬品容器を製造・供給する中、安定供給体制を強化すべく、事業継続体制の整備を進めています。

 今回の格付では、以下の点を評価しました。
(1)全事業所において防災計画を策定した上で、統括組織である危機管理委員会のもと、同一敷地内に所在するグループ会社も含めて、各種訓練の実施を通じて、初動対応体制を構築している点
(2)事業所別に重要販売品目を選定し、原料調達先や顧客との在庫量に関する定期的な協議等を踏まえて在庫水準を査定した上で、当該品目生産に係る目標復旧時間を設定している点

 本件は、在庫確保等に必要な運転資金などの事業資金を対象に融資を実施するものであり、事業継続体制整備を進める当社の取り組みを支援するものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 北陸支店 業務課 電話番号076-221-9875

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