笠原工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づくシンジケート・ローンを組成

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、笠原工業株式会社(本社:福島県須賀川市、代表取締役社長:笠原賢二、以下「当社」という。)に対し、須賀川信用金庫(理事長:加藤敏彦)を貸出人とした「DBJ環境格付」に基づくシンジケート・ローンを組成しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、魚函や建材向けの発泡スチロール(EPS)の製造・販売を主業とし、事業開始から来年で100年を迎える伝統ある事業者です。「生産は愛なり」の経営理念の下、地域環境と共生した形での持続的な経営を図るべく、エネルギーの有効活用や資源のリサイクル等様々な施策を実践しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
(1)環境管理重点課題に「地球環境に優しい製品の普及・拡大の促進」を掲げ、低環境負荷製品としてEPS製品などを位置付け、業績評価と連動したEMSを展開している点
(2)従来品に比し大幅に生産性及び省エネルギー性を向上させた新たな発泡スチロールの成型機を開発したほか、廃棄ビーズの再利用を行うなど投入資源の有効活用に努めている点
(3)発泡スチロール協会が運営する使用済み発泡スチロール・リサイクルの地域の拠点「エプシープラザ」を運営するべく、発泡スチロールの中間処理事業免許を取得し、家電小売店など小口排出者を含む地域の循環型社会形成に貢献している点

 以上により、当社は「DBJ環境格付」を取得し、DBJおよび須賀川信用金庫は協働して当社支援を行いました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 東北支店 企画調査課 電話番号022-227-8182

DBJ News一覧へ戻る