ソフトバンクグループ(株)が発行する英ARM社買収に関連した劣後債の取得について-「特定投資業務」を活用-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、ソフトバンクグループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:孫正義、以下「当社」という。)が実施する英国ARM Holdings plc(以下「ARM社」という。)買収に関連した劣後債(ハイブリッドファイナンス)(注)発行に際して、「特定投資業務」を活用して同債券の取得を行いました。

 当社グループは、国内通信事業、米国通信事業(スプリント事業)、ヤフー事業、流通事業等のセグメントにおいて数多くの企業を傘下に擁する総合通信事業会社グループです。

 当社は英国ARM社が半導体領域で独自の基盤技術と高い市場シェアを有していることに着目し、IoT分野の中核を為す半導体設計(ARM社経営資源)と通信事業(当社経営資源)を束ね、同分野における競争力強化を目指すことを目的にARM社を買収しました。本件資金調達に際しては、財務基盤の強化を企図して、格付機関からの資本性評価を受けるべくハイブリッド債の仕組みを活用しています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注)「ハイブリッドファイナンス」:資本と負債の中間的な性質を有する資金調達手法であり、格付機関から一定の資本性を認められることが期待できるなど、財務構成比率を改善し、財務の安定性を高めるメリットがある。メザニンファイナンスの一種であり、劣後ローン、劣後債、優先出資証券、優先株式等の形態で行われる。

【お問い合わせ先】
 企業金融第2部 電話番号03-3244-1660
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