観光活性化マザーファンドによるKiraku Japan合同会社の社債引受について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)、株式会社地域経済活性化支援機構(代表取締役社長:今井信義、以下「REVIC」という。)および株式会社リサ・パートナーズ(代表取締役社長:枩山聡一郎、以下「リサ」という。)が共同出資する「観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、Kiraku Japan合同会社(本社:東京都港区、職務執行者:サンドバーグ弘、以下「当社」という。)からの社債引受を実施しました。

 当社は、宿泊事業者に対するソフトウェア開発およびコンサルティング業務等を手掛ける他、重要伝統的建造物群保存地区である宮崎県日南市飫肥地区において、日南市公認の「まちなみ再生コーディネーター」として空き家の利活用等に取り組む事業者です。

 今般、当社は、飫肥地区内の古民家2軒を改装し、欧米人等の外国人観光客や国内アッパーミドル層をターゲットに、それぞれ貸し切りの宿泊施設(以下「当宿泊施設」という。)としての開業を予定しています。

 飫肥地区は、江戸時代初期の城下町の石垣、生垣、門が保存されている等、歴史的町並みを有していますが、宿泊施設が整備されていないことが課題となっています。本件は、潜在的な宿泊需要の開拓を企図し、当宿泊施設のリノベーション資金として、当ファンドが社債引受を行うものであり、観光業の活性化に資する点、当ファンドの取り組み趣旨に合致するものとして実施されたものです。なお、本件は、地元の金融機関である株式会社宮崎銀行との協調支援であり、投資実行後も連携して支援してまいります。

 今後も、DBJ、REVICおよびリサが有する専門的知見やファイナンスノウハウを活かしつつ、観光産業に対するリスクマネーの提供等を通じて、地域経済の活性化を支援してまいります。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、成長資金に係る市場の創造・発展に向けて、事業者・金融機関・投資家との共同リスクテイクを推進してまいります。


【お問い合わせ先】
   企業ファイナンス部 電話番号 03-3244-1351
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