北陸電気工業(株)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施 -IoT時代に対応する技術開発への取り組みを支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、北陸電気工業株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:津田信治、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みです。北陸支店では観光基盤整備を図る「おもてなしの心」、地域集積産業を支援する「ものづくりの技」、ヘルスケア産業を支援する「すこやかなる体」を束ねた「「心・技・体」で北陸地域を元気に」をテーマに、北陸地域の企業に対して、情報面・資金面からサポートに取り組んでいます。

 当社は、昭和18年に設立された電子部品メーカーであり、最先端の微細加工技術、実装技術を駆使して、抵抗器、センサー、圧電部品、モジュール製品等の製造を手掛けています。近年は、IoT化の進展に伴うセンサー需要の成長をビジネスチャンスと捉え、ウェアラブル機器、スマホ・タブレット、ヘルスケア、家電製品、産業機器分野等、幅広い用途に使用できるMEMS(微小電気機械システム)技術を活用した製品開発に意欲的に取り組み、販売網を広げています。また、自動運転の開発が進む自動車分野における電装機器需要に対応し、マレーシア工場の能力増強や欧州における販売強化を図っています。

 本件は、自動車分野をはじめとするグローバル市場において要請される、製品のさらなる小型化や高精度化、信頼性・耐久性向上などを実現するための当社設備投資が、IoT時代の重要要素であるセンサーデバイス分野におけるわが国電子部品産業の競争力強化および北陸地域の経済活性化・雇用創出に繋がることから、「地域元気プログラム」の対象として認定し、融資を実施しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資する事業を積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   北陸支店 業務課 電話番号 076-221-9873
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