(株)UACJに対し、劣後特約付ローンの提供により財務基盤強化を支援-「特定投資業務」を活用して成長戦略をサポート-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田満、以下「当社」という。)に対し、劣後特約付ローン(注)を実行しました。

 当社は、平成25年10月に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社の経営統合により発足した国内最大手のアルミ圧延メーカーであり、アジアにおける缶材市場の拡大や、北米等を中心とした自動車向けアルミ需要の拡大を取り込み、更なる成長を図るべく、中期経営計画に基づき積極的な海外投資を行っています。

 今般調達する資金は、当社の成長戦略に欠かせない市場であるタイ、米国における設備資金等を含む事業資金に充当されるものであり、また、格付機関から50%の資本性が認められることから、当社の財務基盤の安定性向上につながるものです。

 本件は、海外展開を中心とした成長戦略の実行を通じた当社の更なる成長に加え、わが国産業の国際競争力強化にも資すると期待されることから、DBJの「特定投資業務」を活用してサポートするものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注)劣後特約付ローン...資本と負債の中間的な性質を有するファイナンス手法。メザニンファイナンスの一種であり、格付機関から一定の資本性を認められることが期待できるなど、株式の希薄化なしに財務構成比率を改善し、財務の安定性を高めるメリットがある。


【お問い合わせ先】
   企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680
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