昭和産業(株)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、昭和産業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新妻一彦、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、小麦粉、植物油、糖化製品等の製造販売を行う総合食品メーカーです。「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」という経営理念のもと、「食」の安定供給という社会的責任の観点から、あらゆる事態を想定したリスクマネジメント体制を構築し、防災および事業継続対策に取り組んでいます。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。
(1)過去の被災経験を活かしハード面での対策を強化していることに加え、有事の際の連絡・通信手段の複数確保や様々な事態を想定した訓練の実施等により、従業員の防災意識の向上を図り、堅牢な初動対応体制を構築している点
(2)自社・グループ会社の生産拠点の立地分散を活用し、顧客との契約時においても別拠点複数ラインでの製造に関する合意を得るなど、事業継続性を高めるべく戦略的な代替生産体制を整えている点
(3)重要情報システムの二重化に加え、脆弱性診断等のサイバー対策への着手により、情報インフラに起因する事業中断リスクの低減にも努めている点

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   企業金融第3部 電話番号 03-6311-8461

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