ADFIAP Awards 2017を受賞-「日本風力開発ジョイントファンド」および「DBJの地域観光産業活性化への取り組み」がダブル受賞-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、平成29年5月10~12日に中国・マカオで開催されたADFIAP(アジア太平洋開発金融機関協会(※))の年次総会において、DBJの二つの取り組み、「日本風力開発ジョイントファンド」および「DBJの地域観光産業活性化への取り組み」を対象として、それぞれ環境開発部門と地域経済開発部門における優れた取り組みとしてADFIAP Awards2017を受賞しました。

 ADFIAP Awardsは、優秀かつ啓発性の高いディール・取り組みを広く周知し、金融手法・技術の共有を図る目的で、優れた実績を残したアジア太平洋地域の開発金融機関を表彰するものです。

 今回受賞した取り組みは次のとおりです。

環境開発部門:「日本風力開発ジョイントファンド」
 ・ 日本風力開発株式会社(代表取締役社長:塚脇正幸)とDBJは、我が国における風力発電の一層の普及・拡大に向けて、風力発電事業に関しては本邦初となる「キャピタルリサイクリングモデル」を志向した取り組みを共同で行うべく、日本風力開発ジョイントファンド株式会社を設立しました。
 ・キャピタルリサイクリングモデルとは、資本効率の向上を目指し、既に保有・運営する複数の風力発電施設を、日本風力開発ジョイントファンドへ売却することで投下資金の一部を回収し、それを新たな風力発電施設の開発や風力発電事業への投資に振り向けることを通じたビジネスの循環的拡大を想定したビジネスモデルです。

地域経済開発部門:「DBJの地域観光産業活性化への取り組み」
 ・DBJは、地域経済の活性化に寄与すべく、裾野が広く、地域において極めて重要な分野である観光産業の成長を、下記をはじめとする様々な取り組みを通じて支援してまいりました。
 (1)観光活性化マザーファンド
DBJは、株式会社地域経済活性化支援機構(代表取締役社長:今井信義)、株式会社リサ・パートナーズ(代表取締役社長:成影善生)と共同出資する「観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合」を組成し、三者の専門的知見やファイナンスノウハウの活用、観光産業に対するリスクマネーの供給等を通じて、全国の地域金融機関等と連携して、地域経済の活性化を支援しています。
 (2)瀬戸内地域の観光産業活性化を企図した連携体制の構築
瀬戸内地域7県の自治体、金融機関、民間事業者等が幅広く一体となって瀬戸内エリアの観光産業活性化に取り組む「せとうちDMO」。DBJは、地域金融機関等との連携の下、観光関連事業者に対する経営支援等を行う「株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション」の設立に参画するとともに、成長資金の担い手として「せとうち観光活性化ファンド」を組成しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、成長資金に係る市場の創造・発展に向けて、事業者・金融機関・投資家との共同リスクテイクを推進してまいります。


(※) ADFIAP概要
 正式名称 :Association of Development Financing Institutions in Asia and the Pacific(アジア太平洋開発金融機関協会)
 設立 :昭和51年10月(本部:フィリピン/マニラ)
 目的 :アジア太平洋地域の開発金融機関の協調促進、開発金融の調査研究、人材育成等
 加盟機関 :アジア45ヶ国・地域、131機関


【お問い合わせ先】
   国際統括部 電話番号 03-3244-1770

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