(株)中電工と共同でシンガポール企業への投資を実施-「特定投資業務」を活用して地域企業の海外での競争力強化を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、株式会社中電工(本社:広島県広島市、代表取締役社長:小畑博文、以下「当社」という。)が行うシンガポールの電気工事事業者RYB Engineering Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下「RYB社」という。)の株式取得に際し、買収SPCの発行する株式の引受を通じ、当社との共同投資を実施しました。

 当社は中国地域の電力の安定供給を支える総合設備エンジニアリング企業であり、創立80周年となる2024年度での目指す姿・目標を策定した「中電工グループ中長期ビジョン」において「中国地域だけでなく都市圏・海外でも存在感を発揮できるグループ」を目指すグループ像に掲げ、事業領域の拡大によりさらなる企業価値の向上を目指しております。

 RYB社は技術的要求水準が高いデータセンター工事を中心に実績を上げている会社であり、その技術力はシンガポール国内で高い評価を得ています。

 本件は、当社として初の海外買収案件であり、成長著しい東南アジア市場における新たな事業基盤を獲得することにより、当社の海外展開および成長を一層加速させる取り組みとなっております。

 今般、当社が東南アジア市場での事業拡大を目指してRYB社の株式を取得するに当たり、DBJが共同投資により支援を行うことが、当社およびわが国産業の国際競争力強化に資すると期待されることから、「特定投資業務」を活用したリスクマネーの供給を行うこととしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。


【お問い合わせ先】
   中国支店 業務課 電話番号 082-247-4948
DBJ News一覧へ戻る