三芝硝材(株)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施 -独自技術を活かした製品開発への取り組みを支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、三芝硝材株式会社(本社:富山県高岡市、代表取締役社長:西英夫、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みです。北陸支店では観光基盤整備を図る「おもてなしの心」、地域集積産業を支援する「ものづくりの技」、ヘルスケア産業を支援する「すこやかなる体」を束ねた「「心・技・体」で北陸地域を元気に」をテーマに、北陸地域の企業に対して、情報面・資金面からサポートに取り組んでいます。

 当社は、昭和32年に設立された板ガラス加工メーカーであり、国内最大級の板ガラス加工設備に支えられた屈指の加工技術を駆使して、破片が飛散せず安全性が高い「合わせガラス」、一般的なフロート板ガラスに比べ3~5倍程度の強度を持つ「強化ガラス」、遮熱性の高い「複層ガラス」等の製造を手掛けています。その技術力は、全国の設計事務所からも高い評価を受け、首都圏をはじめ全国の大型建築物に対する豊富な納入実績を有しています。近年では、独自技術を活用し、機能性だけでなくデザイン性にも優れた「意匠ガラス」等の高付加価値製品の開発に意欲的に取り組んでいます。また、最近では、富山県に根付く「蛭谷和紙(びるだんわし)」の継承者である川原製作所と共同し、合わせガラスに和紙を挟み込むことにより、合わせガラスの安全性と和紙の美しさを兼ね備えた意匠ガラスを実現するなど、地域の特色を活かしたものづくりにも取り組んでいます。

 本件は、当社の独自技術を活かした製品開発を進めるための設備投資が、地域経済の活性化および雇用維持に繋がることから、「地域元気プログラム」の対象として認定し、融資を実施したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後も地域の成長に資する事業を積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   北陸支店 業務課 電話番号 076-221-9873
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