富山地方鉄道(株)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施-公共交通の活性化による観光基盤整備への取り組みを支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、富山地方鉄道株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:辻川徹、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域元気プログラム」は、地域の強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みです。北陸支店では観光基盤整備を図る「おもてなしの心」、地域集積産業を支援する「ものづくりの技」、ヘルスケア産業を支援する「すこやかなる体」を束ねた「「心・技・体」で北陸地域を元気に」をテーマに、北陸地域の企業に対して、情報面・資金面からサポートに取り組んでいます。

 当社は、富山市と宇奈月温泉、立山等を結ぶ県東部の鉄道、市街地中心部の軌道(路面電車)および富山地方鉄道グループとして県全域のバス運輸を担う地方交通事業者です。昭和5年の創立以来、地域社会の発展とともに歩んできた長い歴史と伝統を有し、地域の生活・観光を支える公共交通機関として重要な役割を果たしています。近年は、北陸新幹線開業に伴う観光客増加に伴う多様な交通手段へのニーズの高まりを受け、高速バスの路線新設・増便や、貸切バスの充実、鉄軌道事業のダイヤ改正・安全対策強化に取り組んでいます。最近では、富山市内を走る路面電車に低床車両「サントラム」の導入を進めるなど、バリアフリー化と利便性向上を進めており、平成31年度に予定されている富山駅南北接続も見据えた運行体制整備による公共交通の活性化を目指しています。

 本件は、こうした当社の取り組みが北陸地域の観光基盤整備に資することから、「おもてなしの心」に繋がるものとして「地域元気プログラム」の対象として認定し、融資を実施したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後も地域の成長に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   北陸支店 業務課 電話番号 076-221-9876
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