三好食品工業(株)に対し、優先株式引受を通じた成長支援を実施-九州の食品製造業では初の、「特定投資業務」を活用-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、「NCB九州活性化投資事業有限責任組合」(注)と共同で、三好食品工業株式会社(本社:福岡県田川市、代表取締役:三好兼治、以下「当社」という。)が発行する優先株式の引受を実施しました。

 当社は、大正8年創業、昭和54年に法人設立した豆腐等大豆加工食品の製造販売会社です。九州地区トップクラスの生産設備を有しており、安定した製品供給力と高度な品質管理体制を通じ、取引先からの信頼を獲得し、業容を拡大させています。今般、当社は更なる品質管理体制の強化および生産能力拡充を通じた顧客基盤の拡大を企図し、厚揚げ等の生産ラインを有する新工場の建設に着手しています。新工場では、先進的な技術を搭載した生産機械の導入により、衛生面に優れ、従来に比べ賞味期限の長い商品の製造を可能とし、将来的には既存工場と同様に衛生管理体制を評価する第三者認証を取得する予定です。また、既存工場の一部生産ラインを集約することで製造工程がより効率化・省力化され、残業時間の圧縮等、従業員の労働環境改善も期待されています。

 本件は、こうした取り組みが、当社の一層の事業基盤の強化に繋がることに加え、地域経済の活性化および雇用の創出に資することから、「特定投資業務」として出資を行うこととしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注)平成27年1月に、DBJ、株式会社西日本シティ銀行および株式会社地域経済活性化支援機構が、九州地域における企業の多様な成長資金ニーズに応えるため共同出資して設立したファンド

【お問い合わせ先】
   九州支店 業務課 電話番号 092-741-7736
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