「海洋環境規制強化を巡る船舶燃料市場の現状と展望~IMOによる環境規制の段階的強化と海事クラスターの対応~」の発行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、このたび「海洋環境規制強化を巡る船舶燃料市場の現状と展望~IMOによる環境規制の段階的強化と海事クラスターの対応~」と題したレポートを発行しました。

 海運業界では、国際海事機関(IMO)が、SOx、NOx、GHG等の環境規制を段階的に強化しています。2020年1月から強化されるSOx規制は、燃料油に対する規制であり、船舶燃料市場には大きな変化が生じると予想されています。また、今後、詳細な対応策が議論されるGHG規制に向けては、低炭素代替燃料の使用が検討されるなど、海運業界の環境規制対応は、船舶燃料市場の構造変化を伴うものになっており、その動向は、海事クラスターを中心に注目を集めています。

 当レポートでは、SOx規制をはじめとする環境規制に向けた主な対応策((1)規制適合油への切り替え、(2)SOxスクラバーの搭載、(3)LNG燃料船への切り替え)と、LNGバンカリング事業(注)の動向など、それぞれの選択肢を取り巻く市場環境や課題を整理し、今後の海運業界の環境規制対応のあり方を考察しています。

 当レポートをご希望の方は、DBJウェブサイト「地域・産業・経済レポート」(https://www.dbj.jp/investigate/list/?year=2018&cat=report)に掲載していますので、ご参照ください。

  DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、海事クラスターの健全な発展を積極的に支援してまいります。

(注)LNGバンカリング事業とは、LNG燃料船に燃料供給をする事業です。


【お問い合わせ先】
    産業調査部 電話番号 03-3244-1840
DBJ News一覧へ戻る