「日本酒を核とした地域の賑わい創出に向けて」を発行~秋田県の発酵文化を活かした取り組みを事例に~

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、このたび「日本酒を核とした地域の賑わい創出に向けて~秋田県の発酵文化を活かした取り組みを事例に~」と題した調査レポートを発行しました。

 東北地域は、全国的に見ても日本酒の製造が盛んであり、中でも秋田県は、東北地域において最も日本酒の製成数量が多い県として知られています。
 加えて、秋田県には古くから発酵文化が根付いており、日本酒はもちろんのこと、味噌や醤油などといった発酵製品が特産物となっていると同時に、発酵製品の生産拠点である「蔵」も多く残されているのが現状です。
 秋田県内では昨今、それらを起点としたイベント活動が活発化しており、最近では、醸造をテーマとして過去に4回開催された「JOZOまにあくす」というイベントとのコラボレーションで、「ファーメンテーターズ・ウィーク」という発酵をテーマとしたイベントが湯沢市にて開催されました。

 上述した背景のもと、DBJ東北支店では、秋田県に根付く発酵文化を構成する要素のうち、特に日本酒や酒蔵が有する「人を惹きつける力」に着目し、日本酒を核とした地域活性化の可能性に関して事例調査を実施しました。

 近年における日本酒消費量の減少に関し、人口減少問題の文脈で語られることも多い中、特に人口減少が顕著な秋田県における日本酒や酒蔵を活かした取り組みが、他地域においても参考となりうる要素を整理しております。
 なお、当レポートは、平成29年3月に東北地方銀行6行およびDBJが締結した「観光振興事業への支援に関する業務協力協定」に基づく協力体制「東北観光金融ネットワーク」の取り組みの一環として、株式会社秋田銀行の協力のもと作成しております。

 当レポートの詳細は、DBJウェブサイト「拠点レポート(東北)」(https://www.dbj.jp/investigate/list/?year=2018&cat=report&area=tohoku)に掲載していますので、ご参照ください。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、地域に役立つ情報発信を積極的に行ってまいります。 


【お問い合わせ先】
     東北支店 企画調査課 電話番号 022-227-8182

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