ADFIAP Awards 2019を受賞-DBJの災害・気候変動に対応する各種取り組みが受賞-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、平成31年2月20日から22日にかけてオマーン・マスカットで開催されたADFIAP(アジア太平洋開発金融機関協会※)の年次総会において、DBJの災害および気候変動に対応する各種取り組みが評価され、地域経済開発部門における優れた取り組みとしてADFIAP Awards 2019を受賞しました。

 ADFIAP Awardsは、域内の優秀かつ啓発性の高いディール・取り組みを広く周知し、金融手法・技術の共有を図る目的で、優れた実績を残したアジア太平洋地域の開発金融機関を表彰するものです。

 DBJでは、これまで大規模災害等に対処する資金の供給を行うとともに、当該業務を通じて培ったネットワークやノウハウをもとに、BCM格付融資等の取り組みを通じて、地域における防災や減災の取り組みを支援してまいりました。

 しかしながら、昨今各地で頻発する災害に対して、地域インフラの老朽化等も背景に、様々な産業において、ロジスティクスを含むサプライチェーンへの影響も顕在化する事例が散見されていることから、DBJとして、被災した事業者に対する機動的かつ迅速な復旧支援等の対応を行うために、平成30年9月に「地域復興対策本部」を設置し支援体制の強化を図るとともに、「地域緊急対策プログラム」を創設し、地域金融機関等との協調による資金供給体制を強化しました。

 加えて、株式会社北洋銀行及び株式会社北海道銀行と共同で設立した「北海道活力強化ファンド」や「西日本広域豪雨復興支援ファンド」への出資を通じた被災事業者に対する支援のほか、被災地域の現状と課題を調査・整理したレポート「2018年自然災害からの復興と課題~地域と産業のレジリエンス構築に向けて~」を発行し、災害からの復興とレジリエントな社会構築に向けた提言を実施しました。

 今般、地域経済の災害からの復興等に寄与すべく、以上のように様々な取り組みを展開していることが総合的に高く評価され、受賞に至りました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、地域における災害からの復旧・復興に資する企業の取り組みを積極的に支援してまいります。


(※) ADFIAP概要
 正式名称 :Association of Development Financing Institutions in Asia and the Pacific(アジア太平洋開発金融機関協会)
 設立 :昭和51年10月(本部:フィリピン/マニラ)
 目的 :アジア太平洋地域の開発金融機関の協調促進、開発金融の調査研究、人材育成等
 加盟機関 :アジア45ヶ国・地域、131機関


【お問い合わせ先】
   国際統括部 電話番号 03-3244-1770

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