東京建物(株)が発行するハイブリッド社債の取得について-「特定投資業務」を通じた都市の国際競争力強化支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、東京建物株式会社(代表取締役社長執行役員:野村均、以下「当社」という。)が発行したハイブリッド社債(公募劣後特約付社債、償還期限40年、以下「本社債」という。)を取得しました。本社債はグリーンボンドとして発行されるものであり、公募劣後特約付社債としては本邦初の取り組みとなっています。

 当社は、国家戦略特区認定事業として、池袋エリアにおいて、豊島区庁舎跡地等を活用した高層複合施設(以下「Hareza 池袋」という。)を開発し、同地区最大級のビジネス交流拠点の整備に加え、8つの劇場を含む国際的な文化発信拠点を創出するなど、都市機能の高度化に向けたさまざまな取り組みを実施しています。本社債を通じて調達された資金は、Hareza池袋等、適格クライテリア(注)を満たすグリーンビルディングの取得資金等に充当される予定です。

 DBJは、「特定投資業務」を活用したリスクマネーの供給により、当社が進める上記の取り組みを通じた、わが国都市の国際競争力強化を支援することに加え、グリーンファイナンス市場の成長に貢献していくことを目指しています。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注)適格クライテリアとは、下記①乃至③の第三者認証機関の認証又は再認証のいずれかを取得済み又は今後取得予定であることを指します。 ① DBJ Green Building認証における5つ星又は4つ星
② CASBEE建築(新築)におけるSランク又はAランク
③ BELS認証における5つ星又は4つ星


【お問い合わせ先】
    都市開発部 電話番号 03-3244-1710

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