EL ALに対する損害保険ジャパン日本興亜との共同による航空機ファイナンスへの取り組みについて-国内初の保険を活用した航空機ファイナンス-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、損害保険ジャパン日本興亜株式会社(代表取締役社長:西澤敬二、以下「SJNK」という。)と共に、今般、EL AL Israel Airlines Ltd.(本社:イスラエル、以下「当社」という。)向けに、保険仲介大手のマーシュ(本社:ニューヨーク)のサポートのもと、AFIC(AFIC:Aircraft Finance Insurance Consortium)を活用し、当社が新たに購入する航空機に対して融資を実行致しました。AFICを活用した航空機ファイナンスとしては国内初の取り組みとなります。本件融資資金は、当社の購入するボーイング787-9型航空機の購入資金に充当されます。

 AFICは、世界的に拡大する航空機ファイナンス需要に応えるために開発された金融スキームであり、これまで、同スキームにおいて、大手の海外保険会社が、航空会社やリース会社の航空機購入に対する融資の元利金不払いについて、保険を付与してきました。この度、SJNKが本邦保険会社としては初めてAFICスキームに対して保険を提供することにより、本邦金融機関が参加しやすい仕組みを構築しました。

 DBJとSJNKは、本スキームの提供を通じて、エアラインやリース会社に対して、新たな資金調達手段を提供することで航空業界の発展に貢献するとともに、クロスボーダー融資業務を拡大している地方銀行等に対して、新たな航空機ファイナンスの機会を提供し、日本の金融市場活性化に貢献して参ります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも、航空機ファイナンス分野の活動を強化してまいります。


【お問い合わせ先】
    企業金融第4部 電話番号 03-3244-1640
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