日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成13年6月25日
  • 日本政策投資銀行

財投機関債に関する発行準備の件

  1. 平成13年度より財政投融資制度の改革が実施され、今年度は財投20機関において総額1兆1,058億円の非政府保証債(財投機関債、以下機関債)が発行される予定です。日本政策投資銀行は、その一環として、今年度1,000億円の機関債発行を予定しております。従来の資金調達手段である政府借入、政府保証債に、今般新たに機関債が加わることになります。
  2. 当行は、かねてより他の財投機関に先駆けて資産自己査定を行い、また外部監査も受ける等信用リスク管理、ALM管理体制の強化を図ってきているところであります。また、機関債の公募発行に当たって必要となる格付け取得に関しましては、ディスクロージャーの重要性に鑑み、できるだけ多くの格付会社より評価をいただく必要があると考え、日本の債券市場で投資家の信頼の厚い格付会社4社に格付けを依頼し、準備をすすめてまいりました。本日、当該4社より当行の格付け(発行体格付けまたは予備格付け)がリリースされましたが、結果は、ムーディーズ・インベスターズ・サービス:Aa2、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P):AA、格付投資情報センター(R&I):AAA、日本格付研究所(JCR):AAAとなっております。
  3. 今後、機関債発行に係る準備を進めてまいります。具体的には投資家説明会を開催する等IRを広く行う予定であります。初めての非政府保証債発行であるため、準備に要する時間等も考慮し、発行のタイミングは平成13年度下期を予定しております。現在、発行条件等検討中ですが、今後機関債を毎年度継続して円滑に発行してゆくため、また、現在の市場環境等を考慮し、中期債を中心とした発行となるものと考えております。
【お問い合せ先】
日本政策投資銀行 総務部
電話:03-3244-1900