日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成15年2月17日
  • 日本政策投資銀行

六本木ヒルズ/ディール・オブ・ザ・イヤー賞受賞

昨年2月に日本政策投資銀行及び四大金融グループを含む民間金融機関十数社により組成された六本木ヒルズに関する不動産開発ノンリコースローンが、英国プロジェクトファイナンスマガジン誌より、2002年度のアジア太平洋地区不動産ファイナンス部門ディール・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しました。

本プロジェクトは総事業費約2,700億円の国内過去最大の市街地再開発案件であり、みずほ証券が森ビル株式会社のフィナンシャルアドバイザーに就任、みずほコーポレート銀行(ドキュメンテーションエージェント)及び日本政策投資銀行(DBJ)が共同して総額1,700億円のローンシンジケーションの取りまとめにあたりました。

建設期間中は森ビルの保証付きローンですが、事業安定化後は、ノンリコースベースでファイナンスされる仕組みです。

今回の受賞は、本件が国内過去最大の不動産開発型ノンリコースローンのシンジケーションであり、今後の日本における開発ファイナンスの新たな地平を拓く案件として国際的に高い評価を得たものです。

本年4月、六本木ヒルズは日本の都市再生の象徴的なプロジェクトとして竣工する予定です。 近年、不動産開発においてプロジェクトファイナンスやノンリコースファイナンスが活用される例が出てきていますが、今回受賞対象となった案件については、今後の大規模不動産開発に係るファイナンスのモデルになるものと期待されます。

以 上


スキーム概要図