日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成14年11月25日
  • 三井住友銀行
    日本政策投資銀行

(株)テザックに対するDIPファイナンスを実行
-三井住友銀行と並行して対応-

<概要>

借 入 人: (株)テザック
  本 社    大阪府貝塚市  
  資本金    10億円  
  従業員    100名(出向社員含め366名)  
  管財人    佐々木 豊 弁護士  
事業内容: 合繊ロープ・繊維製品・環境緑化・住宅基礎資材等製造業
会社更生手続きの概要: 平成14年7月19日会社更生手続開始申立
平成14年9月30日会社更生手続開始決定
融 資 額: 90百万円
  1. 本日、日本政策投資銀行は、平成14年11月21日付貸付契約に基づき、(株)テザックに対して事業再生支援融資を実行しました。

    なお、当社に対しては従来からの取引行である三井住友銀行も既にDIPファイナンスを供与しており、両行が並行してDIPファイナンスに対応することとなります。

  2. 当社は、平成14年7月19日に会社更生手続開始申立を行っており、現在大阪地方裁判所にて会社更生手続が進められていますが、年末にかけて一時的に嵩む運転資金の確保が重要となっています。現段階では更生計画は策定中ですが、更生計画が確定するまでの間、事業価値が損なわれないよう事業の継続を図るため、本件融資を実行したものです。

    なお、本件融資は、当社の事業継続によって発生する受取手形を担保とすることにより債権保全を図っております。

  3. 今後、管財人を中心として更生計画の策定など当社の会社更生手続が本格化するものと思われますが、当行では、債権者等利害関係人への適切な情報開示等を通じて関係者間での信頼関係を構築し、円滑な再建が行われることを期待しています。
  4. 当行は、平成13年4月から事業再生支援融資制度を創設しています。更生手続申立後、当面の運転資金を供給することにより、関係者による検討・協議のための時間を確保し、適切な更生計画が策定されるまでの間の事業価値を保全することが、DIPファイナンスを行う目的の一つと考えています。
-お問い合わせ先-
日本政策投資銀行プロジェクトファイナンス部 TEL 03-3244-1603