日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成15年10月2日
  • 日本政策投資銀行

日本政策投資銀行、UFJ銀行及び東京スター銀行と
(株)藤三商会に対するシンジケート・ローンによるDIPファイナンスを合意

<概要>

借入人 : (株)藤三商会(本社:京都府京都市、資本金600百万円、従業員770名)
事業内容 : 食料・飲料卸売業
融資枠 : 累計50億円(UFJ銀行:20億円、日本政策投資銀行:15億円、東京スター銀行:15億円)
  1. 日本政策投資銀行(総裁:小村武)は、UFJ銀行(頭取:寺西正司)及び東京スター銀行(代表執行役頭取:タッド・バッジ)との間で、(株)藤三商会に対しシンジケート・ローンによるDIPファイナンスを決定しました。
  2. 当社は、平成15年10月2日に民事再生手続開始を申し立てました。当社事業は、日本全国における冷菓、外食産業向け食材等の商流及び物流を担う重要事業でありますが、今後円滑に同手続を進め再生計画を策定していく上で、当面の運転資金枠の確保が重要となっています。そのため、今般当行は、当社事業価値の維持及び事業の継続を図るため、本件融資について合意したものです。
  3. 本件シンジケート・ローンは、当社の事業継続によって発生する売掛債権等を担保とし、50億円の融資枠を設定したものです。
  4. 当行は、本件融資を通じて今後円滑に再建計画が策定されることを期待しています。 なお、スポンサー候補であるMKSパートナーズとの間で、9月30日に基本合意書締結済であり、本件融資と相俟って、再建計画の策定が迅速に行われることが期待されます。
  5. 当行は、今後も我が国における事業再生と不良債権処理の一体的解決や産業再編・早期事業再生の円滑な推進を図るため、DIPファイナンスや事業再生ファンドへの出資等資金面での協力を行っていく所存です。