日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成16年9月30日
  • 日本政策投資銀行

千葉銀行と日本政策投資銀行が千葉市大宮学校給食センター(仮称)
整備事業(PFI)向けプロジェクトファイナンスを組成
~給食センター運営では全国初の事例~

株式会社千葉銀行(頭取 竹山 正)と日本政策投資銀行(総裁 小村 武)は、千葉市が行うPFI事業(千葉市大宮学校給食センター(仮称)整備事業)向けプロジェクトファイナンス(融資枠総額約22億円)において、共同でアレンジャー(主幹事銀行)業務を務めました。

株式会社千葉銀行及び日本政策投資銀行は、株式会社京葉銀行による融資参加を得て、本事業におけるPFI事業者である株式会社千葉大宮学校給食サービス(鹿島建設、東洋食品、旭建設、日本調理機、三建設備工業、ダイワサービス、市川環境エンジニアリングにより設立された、本事業の実施を目的とするSPC)との間で、平成16年9月10日付で融資契約を締結いたしました。

本事業は、学校給食の理念を踏まえ、より効率的な運営を図るとともに、民間が有する食品衛生等に関するノウハウを活用しより豊かで安全な学校給食の実現を目指すものであり、株式会社千葉大宮学校給食サービスが、施設の設計・施工から所有・維持管理・運営までを一括して実施するBOT方式※によるPFI事業です。

給食センターを対象とするPFI事業としては、全国で初めて給食調理(11,000食レベル)を含む給食センターの運営を民間に委託する事例であり、広く注目を集めております。株式会社千葉銀行及び日本政策投資銀行は、プロジェクトファイナンスの組成過程を通じて、本事業をより安全かつ安定的に実施するためのスキーム策定に協力するとともに、融資実行後においても融資銀行の立場からの事業のモニタリングを通じ、本事業の安全かつ安定的な実施に協力してまいります。(本事業の概要は別紙のとおりです)

(※)BOT方式~民間事業者が自ら資金調達を行って施設を建設(Build)し、所有したうえで維持管理および(Operate)を行い、事業期間終了時に公共に施設の所有権を移転(Transfer)する方式。

株式会社千葉銀行と日本政策投資銀行がPFI事業向けのプロジェクトファイナンスの組成を共同で行うのは、市川市立第七中学校校舎・給食室・公会堂整備等並びに保育所整備PFI事業(平成15年6月融資契約調印、平成16年8月施設完成)に次いで2件目となります。両行は、今後ともPFI事業への積極的な参画により地域経済活性化等に努めてまいります。

以上


千葉市大宮学校給食センター(仮称)整備事業の概要

1. 事業スキーム

2. ファイナンスの概要

  1. (1) 借入人 :株式会社千葉大宮学校給食サービス
  2. (2) アレンジャー :株式会社千葉銀行、日本政策投資銀行
  3. (3) 協調融資行 :株式会社千葉銀行、日本政策投資銀行、株式会社京葉銀行
  4. (4) エージェント :株式会社千葉銀行
  5. (5) 融資枠の総額 :約22億円
  6. (6) 融資方式 :事業から生じるキャッシュフローを主たる返済原資とするプロジェクトファイナンス方式
  7. (7) 融資契約調印日 :平成16年9月10日
  8. (8) 融資期間 :約15年間

3. 施設イメージ(パース)