日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成18年2月10日
  • 日本政策投資銀行

土壌汚染浄化ファンド (エコランド・ファンド) に対する出資について

  1. 日本政策投資銀行は、このたび土壌汚染問題の解決を目的とした土壌汚染土地買取・再生ファンド(通称:エコランド・ファンド)に対して、出資を致しました。土壌汚染リスクのある不動産の買取・再生に特化した不動産ファンドは、日本初の取組みとなります。
  2. エコランド・ファンドは、土壌汚染が原因でスムーズな流通が阻害されている宅地や工場跡地を買い取った上で汚染の浄化を実施し、その後適正に最終ユーザーに売却します。近年大きな社会問題となっている土壌汚染問題に対し、新たなソリューションを提供し、企業の社会的責任(CSR)の実現を積極的に支援していくことを目的としています。
  3. 当ファンドの運用は、株式会社グリーンアースが行っており、また土壌汚染リスクのトータルソリューション企業であるランドソリューション株式会社との業務提携に基づき、同社から土壌汚染のリスク評価・判定、浄化対策におけるリスクヘッジを含む土壌汚染リスク対応に関する総合的なサポートを受けることとなっています。
  4. 日本政策投資銀行としては、こうしたファンドが土壌汚染対策を一層促進するとともに、汚染土地の流動化の促進により都市再生及び地域再生にも寄与し得るものと考え、今般出資を行うことにしたものです。
  5. 日本政策投資銀行は、今後とも土壌汚染の防止に関連した事業への支援を通じて、持続可能な社会の実現を目指して参ります。

以上

【スキーム図】