日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年4月14日
  • 日本政策投資銀行

新和海運(株)に対するシンジケート・ローン組成にコ・アレンジャーとして参加
~複数の新造船建造のためのセミジェネラル型ファイナンスを実施~

  1. 日本政策投資銀行は、今般、大型撒積船部門に強みを持つ準大手外航海運会社である新和海運株式会社(以下「当社」)に対し、株式会社みずほコーポレート銀行をアレンジャー兼エージェントとする総額123億7300万円のセミジェネラル型シンジケート・ローン(23金融機関が参加)の組成に、コ・アレンジャーとして参加致しました。本件は、本年内に竣工する当社の新造船3隻の建造資金調達をまとめて一括契約にし、それを貸出期間の異なる複数トランシェ構造のシンジケート・ローンに組成したもので、これまでの船舶融資にない初の事例となります。
  2. 当社は、中期経営計画に基づき収益体制及び財務体質の改善を進め平成16年3月期に19期ぶりの復配を実現し、今後、更なる事業基盤強化を図るために新造船建造を中心とする船隊整備を計画しております。本件は、3隻の建造資金調達を一括契約にすることで当社の資金調達の効率化を確保し、さらに本行を含む既往取引金融機関が期間リスクを引き受けることで海運業との接点が必ずしも多くなかった新規金融機関の参加を可能にし、当社の資金調達の円滑化に寄与しております。
  3. 本件は、当社の中長期的な競争力を強化し、さらに海洋汚染防止に寄与するダブルハルVLCC2隻を含む本件新造船3隻建造資金の調達を円滑にすることで我が国貿易物資の安定供給に貢献するものであります。

<本シンジケート・ローンの概要>

◆ 組成総額 : 12,373,000,000円
◆ 資金使途 : 新造船建造資金(VLCC2隻,撒積船1隻の計3隻)
◆ アレンジャー(主幹事) : 株式会社みずほコーポレート銀行
◆ デピュティ・アレンジャー(副幹事) : 株式会社東京三菱銀行
◆ コ・アレンジャー(副幹事) : 日本政策投資銀行、農林中央金庫
◆ エージェント : みずほコーポレート銀行
◆ 参加金融機関 : 23金融機関
◆ 契約締結日 : 平成17年3月16日(水)

以上