日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年5月9日
  • 日本政策投資銀行

伊豆急行(株)に対するシンジケート・ローン組成にコ・アレンジャーとして参画
~伊豆急行(株)の事業再編において地域金融機能高度化融資を適用~

日本政策投資銀行は、今般、伊豆急行(株)(以下「同社」)に対し、みずほコーポレート銀行をアレンジャー兼エージェントとし、8金融機関が参加する総額100億円のシンジケート・ローンの組成にコ・アレンジャーとして参画しました。本件は、同社にとっての初めてのシンジケート・ローンになります。

同社は、昭和36年12月に開通した鉄道事業(伊東~伊豆急下田間)を中心に、不動産事業や分譲地管理業等の付帯事業を行い、地域の発展と活性化に努めてまいりましたが、今後、より専門性を高め、それぞれの事業に即した経営体制を構築するため本年4月1日付けをもって会社分割を行い、不動産・付帯事業を伊豆急不動産(株)に承継し、鉄道事業に特化することになりました。

本行はシンジケート・ローン組成にあたり、「地域金融機能高度化」融資制度を適用しています。この融資制度は、地域の自立的な事業・金融プラットフォームの形成の促進や、地域にとって有意義な事業の維持継続を図ることで、地域経済の活性化や雇用の確保に寄与することを目的にしています。特に本件は、地域に不可欠の旅客サービスを提供している鉄道事業を対象にしており、事業の特性上、多額且つ超長期の資金を必要としていることから、本行の参画並びに期間リスク引き受けによる地域経済への効果は非常に大きいものと考えられます。本行は、今後とも、他の金融機関との連携を強化しながら、地域経済に貢献する企業の資金調達を支援して参ります。

< 本件シンジケート・ローンの概要 >

◆ 組成総額  
タームローン100億円  
(1)70億円(期間7.5年) : みずほコーポレート銀行、東京三菱銀行、中央三井信託銀行、住友信託銀行、三菱信託銀行、静岡銀行及び三井住友銀行
(2)30億円(期間15年) : 日本政策投資銀行
◆ アレンジャー : みずほコーポレート銀行
◆ コ・アレンジャー : 日本政策投資銀行
◆ エージェント : みずほコーポレート銀行
◆ 参加金融機関 : 8金融機関
◆ 契約締結日 : 2005年3月28日
◆ 融資実行日 : 2005年3月31日

【参考】当社線概要

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