日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年7月22日
  • 日本政策投資銀行

しんきん総合リース(株)に対し、「地域金融機能高度化」融資を実施
-信用金庫系列リース事業者向けは全国で初の適用-

  1. 日本政策投資銀行(東海支店長:小笠原 朗)は、このたび、しんきん総合リース株式会社(本社:岐阜県岐阜市、資本金:20百万円、代表取締役社長:安藤博)に対し、「地域金融機能高度化」融資を実行致しました。本件は信用金庫系列リース事業者を対象とする適用事例としては全国で初めてとなります。
  2. しんきん総合リース(株)は、岐阜市に本拠を置き、岐阜県、愛知県を主たる営業基盤とする地域リース会社です。地域リース会社は、リースという金融手法を用いて地域企業の設備資金ニーズに対応するとともに、資産管理・事務代行機能など複数の機能を発揮して、地域企業の事業基盤強化を支援するなど、地域における金融プラットフォームとしての役割を担っております。
  3. 「地域金融機能高度化」融資制度は、地域経済の発展を目的として、経営技術や資金調達の支援等を行う事業に対して適用される融資制度です。本件では、同制度の適用により、地域リース会社の円滑な資金調達を支援し、あわせて上記の「地域における金融プラットフォーム」機能の充実を図るものとなっています。なお、今回の資金は、自動車部品製造業などの地場中堅・中小企業が行う産業設備等のリースに充てられます。
  4. また、リースを通じて地域企業の多様な資金ニーズに対応し支援することは、地域再生・活性化に寄与するものであり、まさにリレーションシップバンキングの趣旨に合致するものであることから、本件は当社の親会社である岐阜信用金庫とも連携し、融資実現に向けて取り組みました。
  5. 日本政策投資銀行は、本件のような政策意義の高い案件について、地域金融機関との連携を強化しながら、地域経済の発展に貢献すべく、引き続き地域金融機能の充実のために取り組んでいきたいと考えています。