日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年8月19日
  • 日本政策投資銀行

野村證券株式会社、みずほ証券株式会社、日本政策投資銀行による
西武百貨店・池袋店の証券化にかかるリファイナンスパッケージの組成について

野村證券株式会社(以下「野村證券」)、みずほ証券株式会社(以下「みずほ証券」)及び日本政策投資銀行は、ミレニアムリテイリンググループの旗艦店舗である西武百貨店・池袋店(以下「池袋西武」)の証券化案件のリファイナンスパッケージを組成いたしました。

各社の役割

  • 野村證券及びみずほ証券:
    • 資産保有会社である有限会社アセットイケセイのファイナンシャルアドバイザー
    • 社債発行会社である株式会社ジャパンリテールの引受主幹事
  • 日本政策投資銀行:
    • メザニンローン(下図、M1号ローンおよびM2号ローン)のアレンジャー

案件の概要

現在の池袋西武の証券化は、2000年8月に781億円の円建私募社債を発行するとともに、日本政策投資銀行から300億円のノンリコースローンを調達することにより行われていますが、2005年9月に期限を迎えるにあたり、今後予定される工事代金など諸コストの支払資金を含めた1,165億円のリファイナンスパッケージを組成したものです。

野村プリンシパル・ファイナンス株式会社等が資本参加するミレニアムリテイリンググループの池袋西武は、今後更なる営業力強化をはかるべく、構造的な改善を継続強化しております。

また、改装予定などにあわせ、リファイナンスパッケージスキームの中で、耐震工事および防災関連工事に伴う安全面の強化と一部営業面積増を予定しております。これらの工事の進捗状況に応じて、工事費を段階的に調達するため、都市再生ファンドのM2号ローンにコミットメントラインを設定しました。これにより、資金調達の効率を高めております。

野村證券、みずほ証券及び日本政策投資銀行は、これまでに培った豊富なノウハウを活用し、今後とも積極的に不動産ファイナンスを手掛けて参ります。


ストラクチャー

資金調達の概要

※1:ムーディーズ社による格付を予定しております
※2:M2号ローンにつきましては耐震工事、防災関連工事の計画変更に柔軟に対応できるようコミットメントラインを設定しております