• News Release
• 平成17年9月27日
• 日本政策投資銀行

ＩＴＸキャピタル・イノベーションが運営する成長支援ファンドへの出資について
～中堅・中小企業の成長・再生、非上場株式の流動化を促進～

1. 日本政策投資銀行は、今般、ＩＴＸ（株）のグループ会社である（株）ＩＴＸキャピタル・イノベーション（以下「当社」）が運営する「ITX-ネクストリーム1号投資事業有限責任組合」に対し、出資を行う方針を決定しました。
2. 当ファンドは、2000年前後に数多く設立されたベンチャーキャピタル（ＶＣ）ファンドの大量満期の到来を睨み、ＶＣ等からの保有株式の買取と成長資金の供給を組み合せつつ、抜本的な事業再構築を行うことも含め、企業ステージと状態に応じた適切なハンズオン支援を行い、成長軌道へ乗せていくというものです。プライベートエクイティ（ＰＥ）ファンド全体の中では、ＶＣやバイアウトファンドが投資しにくいエアポケット的な領域をカバーする、新しいタイプのファンド（成長支援ファンド）と位置付けられます。
3. 当行の成長支援ファンドに対する出資は本件が2件目となります。こうしたファンドが今後普及することで、企業の成長や再生、非上場株式の流動性向上（セカンダリーマーケットの発展）、ひいてはプライマリー市場を含めたＰＥ市場の裾野の拡大及び活性化がより一層図られるものと期待されます。
4. 当行は、今後も、このような、中堅・中小企業の成長や再生に資する新たな取組みに対し、引き続き資金支援、ノウハウ面でのサポート等も含め積極的に協力していく方針です。