日本政策投資銀行

  • News Release
  • 平成17年9月30日
  • 日本政策投資銀行

(株)中三に対し、「シンジケート・ローン」融資を実施

  1. 青森銀行、みちのく銀行、秋田銀行、みずほ銀行および日本政策投資銀行は、このたび、(株)中三(本社:青森県青森市、資本金:1,078百万円、代表取締役社長:中村公英)に対し、シンジケート・ローンにより総額18億円の融資を実行いたしました(アレンジャーとして青森銀行、みちのく銀行、みずほ銀行および日本政策投資銀行が参加。)。今回の資金は、長期運転資金に充てられます。こういった地域企業の多様な資金ニーズに対応し支援することは、地域再生・活性化に寄与するもので、リレーションシップバンキングの趣旨に合致するものであることから、5行が協調して融資実行に取り組みました。
  2. (株)中三は、青森市に本拠を置き、青森県内に3店舗、盛岡市及び秋田市に各1店舗を有し北東北地域を地盤とする地場百貨店企業です。地方百貨店は、豊富な品揃えと流行・文化の提供地として地場消費者のニーズに対応するとともに、商業集積・情報発信機能など複数の機能を発揮して、地方の経済発展に寄与するなど、地域における生活必需品や高品質商品などのプロバイダーとしての役割を担っています。
  3. 今回の融資実行において日本政策投資銀行は、青森県内では初となるシンジケート・ローンによる「地域金融機能高度化」融資制度を適用いたしました。「地域金融機能高度化」融資制度は、地域経済の発展を目的として、経営技術や資金調達の支援等を行う事業に対して適用される融資制度です。本件では、同制度の適用により、地域に不可欠な有力企業が実施する事業に対し円滑な資金調達を支援し、あわせて複数の金融機関と協調したシンジケート・ローンでの形態による融資により「地域における金融プラットフォーム」機能の充実を図るものとなっています。